
フクロウ人形の秘密
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小学校高学年以上・一般向け/カラー/約30分/字幕版も収録/2020年作品「社会を明るくする運動」作文コンテスト 法務大臣賞受賞作品映画化
文部科学省選定
再犯防止啓発ドラマ
社会教育(教材)
少年向き・青年向き・成人向き
地域社会生活(人権)
罪を犯した人がこんな素敵な作品をつくれるなんて...
後援:法務省
企画協力:更生保護法人両全会
主演:藤田朋子

刑を終えて犯罪に走る「再犯者」の割合は実に二人に一人といいます。
どう再犯者を減らしていくか...これは安全で安心できる社会を目指す上で最重要課題の一つです。再犯の背景には、刑務所を出所しても職と住まいを確保できず、地域で孤立しがちな事情があります。統計によると、再犯する割合は無職者が24.7%に対し、職を得た人は7.7%、三倍以上の開きがあるのです。
そこで、この作品は、法務省が主唱する「社会を明るくする運動」の一環として全国の小・中学生を対象に実施されている作文コンテストの中で法務大臣賞を受賞した、ある小学生の作文に今日的な再犯防止の問題を加え、脚色したものです。視聴対象は、小学校高学年から一般。すべての国民が、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない地域社会を築くための一助となることを目指します。
ユキ、フクロウ人形に出会う
ユキは母と訪れた刑務所の展示即売所で木彫りのフクロウ人形を見つける。その可愛さが忘れられず数日後、再び一人で即売所にやってきたユキ。フクロウ人形に見とれていると、女性刑務官(藤田朋子)が声をかけてくれた。
「何で刑務所の中で、こんな作品を作っているのですか?」
ユキは女性刑務官に、素直な疑間をぶつけてみた...
なぜ罪を犯してしまうのだろう?
少年刑務所での受刑者たち。職業訓練の様子を重ねて...ユキは女性刑務官の話から、罪を犯す少年少女たちには、家庭環境が大きく関わっていることを知る。
例えばフクロウ人形を彫っている、中田ヒロシの場合は...
もう一度、やり直せる社会を
ユキの祖父、信治は保護司。罪を犯した者を更生させる手伝いをしている。信治は今まで様々な経験をしてきた。
力を尽くしても裏切られ、それでも見捨てないで見守り続けたこと。社会復帰後の成長に思わず嬉し涙を流したこと...
ユキは信治の少年少女たちを見守る眼差しに、強く深い愛情を感じるのだった。
自分も無関係じゃない
ユキはフクロウ人形との出会いをきっかけに、罪を犯す少年少女が、もともと凶暴な性格ではないことを知った。
厳しい家庭環境、抜けだせない貧困のループ...
大きな社会問題だけど、小学生の自分たちにも、何かできることがあるはず...と考え始める。
企画・制作統括:高木裕己
脚本・監督:高木裕己
撮影:中井正義
照明:長谷川明夫
録音:西島房宏
編集:高木裕己
助監督:齋藤隆也
制作担当:川下和裕
脚本取材協力:更生保護法人両全会 理事長 小畑輝海
日本市民安全学会 会長 石附 弘
弁護士(篤志面接委員)大川哲次
早稲田大学 法学部 名誉教授 石川正興
渋谷区更生保護協力事業主会 会長 木村 清
撮影協力:川越少年刑務所/府中刑務所/松本少年刑務所/東京都板橋区立中台小学校
詩の引用元
寮美千子 編
「世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所 詩集」ロクリン社
後援:法務省
企画協力:更生保護法人両全会